2014年9月度のレポート

災害・困難に備える心

所属:水戸南ロータリークラブ・水戸さくらロータリークラブ

名前:グェン ヴ ホアン ラン

  ロータリー米山奨学生として色々な有意義な活動に参加できることは、自分の人生で最も掛け替えのないことだと思っています。例年のように、一年に二回世界中の国々から来たロータリー米山奨学生がよりお互いの関係を深められるように、奨学生向けの研修旅行を計画していただいて、本当に感謝しております。春の研修旅行と同様、秋の研修旅行の二日間も充実した日々でした。

ロータリー米山奨学会は、他の奨学金と違って、奨学生に経済的な支援をするだけではなく、カウンセラー制度を設けて奨学生の生活の面にも色々バックアップしてくださっているほか、研修旅行まで計画していただきました。

日本人はともかく、ほとんどの外国人が日本に住んで、一番不安になるは地震です。今回の研修旅行は、地震などの災害に対する奨学生の防災訓練が主な目的でした。日本に来る前、日本の震災の怖さは多少は知っていました。特に、2011年3月の東日本大震災です。その大震災の悲惨な余波はいまだに日本人の生活に影響を与えています。

テレビ、新聞等マスコミを通して、3年間以上経っても、地震や津波の影響で、自分の家にさえ帰れない人々の姿を見て、地震どんなに恐ろしいものかよくわかります。しかし、このような困難を乗り越え、復興できるからこそ、日本は素晴らしい国だと世界中に認められているのです。

臨海広域防災公園では、地震の恐ろしさが再現され、それに対する対応、処置等をいろいろ体験あるいは見学でき、訓練を受けた私たちは、臨場感あふれる経験をさせていただきました。再現された映像やモノを通して、命の儚さを目のあたりにしました。このとき、周りの人の命も大切にしなければならないことも覚えました。

それに、地震が起きたとき、何をしなければならないのか、緊急時に持って行かなければならないものは何かなどを教えていただきました。日本に住んでいるうちに、このような訓練が出来、本当に役に立つ研修だったと思います。

ロータリー米山奨学生になって、世話クラブの例会、研修旅行等を通して、世界中の友だちがロータリー米山奨学会の精神、方針を学び、教えられたことは数えきれません。将来、ここで得られた知識、経験を自分の生活に生かすことができればいいと思っています。もちろん、今回の研修旅行から得たような知識が実際に必要になるような事態にならないよう祈るとともに、日本に住んでいる人々がこのような悲惨さ、怖さを永遠に味わわなくてもいいことを願っています。

ロータリー米山奨学生になって、すでに6ヶ月が経ちました。これからももっともっと日本から学んでいきたいと思っています。

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